歯周病(歯槽膿漏)とは、歯を支えている顎の骨が失くなってしまうとても怖い病気です。また、虫歯と違いほとんど自覚症状もなく進行していき、症状が出てきた時には、歯を抜かなければならないといったこともあります。
歯周病は大切な歯を奪ってしまうだけでなく、肺炎、動脈硬化、脳卒中、糖尿病、脳血管障害、認知症などの全身疾患とも深い関わりがあることがわかってきました。
最近では歯周病の治療を行い、お口の中の環境をよくしておくことで新型コロナウイルス感染症の重症化のリスクを低下させるとも言われています。
自覚症状がないこともあり、歯周病の治療は軽視されがちですが、生涯にわたりお口の中の健康を保つためには最も重要な治療であると考えています。
歯周病を甘く見ず、予防とともに早期治療に努めましょう。